「10年落ちで10万km超え…そんな中古車って本当に大丈夫なの?」
中古車を探している方なら、一度はこんな不安を感じたことがあるのではないでしょうか?
はじめに|「10年10万km=寿命」は本当?
「10年10万kmを超えた車は、もう寿命」と思っていませんか?
- メーカー保証が切れるタイミング
- ディーラーでは基本的に販売対象外
- 「壊れる前に乗り換えを」と勧められる
こういった背景から「10年10万km超え=買ってはいけない」というイメージが広がっているのが実情です。
僕も、これまではそんなイメージを持っていて、中古車を購入する際の選択肢から外していましたが、あえて10年落ち・9万5千kmの中古車(ヴェルファイアハイブリッド)を購入しました。そして現在、18万km超えでもまだまだ快調に走行中です。
結論:正しく選び、丁寧に乗れば10年超・10万km超でもまったく問題なし!
1. 購入の経緯|「この車で大丈夫?」からのスタート

■ 条件と選定理由
- ハイブリッド
- 4WD
- ミニバン
- シートは黒(汚れが目立たない)
この条件で探した結果、“ヴェルファイアハイブリッド ZRグレード(9年落ち・走行距離9.5万km)”に決定。
💰購入価格:約220万円(車検・諸費用込み)
■ なぜ不安でもこの車を選んだのか?
「20万km、30万km走ってるクルマもあるし、20年経っても走ってる車もある。海外では10万㎞なんてまだまだこれからの車って話も聞くし、丁寧に乗ればまだまだいけるはず!」ということで、購入を決断。

年間2万㎞、5年乗ってに20万㎞であればいけそうだなぁ。
目指せ20万キロ超え!
■ 使い方
- 当初は、通勤と仕事がメインで日常の足。(年間2万5千㎞くらい走行)
- ここ2年はリモートワークのため週末に乗る程度。
- 車での旅行やキャンプ、車中泊など。
■ 購入の流れと販売店とのやりとり
- トヨタ系ディーラー(元勤務先)で購入
- カーセンサーで在庫車を検索 → 首都圏の中古車販売店から取り寄せ
- 現車は見ずに購入 → 電話で修復歴や状態を確認
- 保証なし(ディーラー在庫の車なら保証付きのこともある)

現車確認できないのは正直不安でした。。。
業者間の取引で車を取り寄せることができる場合があります。僕の場合、付き合いのあるディーラーに希望の車がなかったことと、緊急性があったのでこの方法をとりましたが、基本的には、掲載元の販売店で購入するのがおすすめです。
2. 購入後のトラブルとメンテナンス
■ 購入直後のトラブル
トラブル内容 | 対応 | 費用 |
---|---|---|
ヘッドライト暗くて車検NG | リビルト品に交換 | 約8万円 |
ヘッドライト警告灯 | ディーラーで調整 | 無償 |
サンルーフからの雨漏り | ディーラーで排水溝清掃 | 無償 |

購入直後の8万円は痛い出費でしたが、そのほか大きなトラブルはなかったので、228万円で車を買ったと思えば、それでもお得かなと思いました。
■ 使用状況と走行距離
- 現在:4年経過で約18万5千km
- 年間走行距離:約2万2500km
- リモートワーク後は使用頻度が減少、でも車中泊などでロングドライブも
■ メンテナンス・消耗品の交換履歴(4年間)
内容 | 時期 | 費用感 |
---|---|---|
夏タイヤ交換 | 購入1年後 | 約3〜4万円 |
夏タイヤ交換 | 中古ホイール付き | 約4〜5万円 |
冬タイヤ交換 | 購入時スタッドレス付き→今年交換予定 | ー |
オイル交換 | 年2回 | 数千円/回 |
ブレーキパッド&ローター | 2回目の車検時 | 約10万円 |
ワイパーゴム | 2回交換 | 各2〜3千円 |
購入時についていた夏タイヤが結構減っていたので、購入後まもなく交換時期が来ました。
バッテリーや冬タイヤは購入時に新しいものに交換してもらえたので、長持ちしています。

中古車は、当然タイヤなども中古なので早めに交換時期が来ることもあるので、あらかじめ予算化しておくのがポイントですね。
3. 10年10万㎞の車を買ってみて感じたメリット・満足感
■ 車両価格が抑えられて高い満足感
- 新車だと600万円近くするヴェルファイアハイブリッドが、約200万円で手に入ったお得感
- 安定感ある走りと快適な室内空間
- 高グレードで装備が充実(電動シート・サンルーフ・革シートなど)
- 同じ予算で買える新車よりも快適性・走行性能は高いと感じる
■ 意外と故障しなかった
- 購入直後に8万円の修理代が発生したがそれ以外は、大きな故障はなし。
- 国産車は丈夫だといわれるが、身をもって感じている。
■ 精神的なゆとりが生まれた
- 古くても満足感があり、むしろ丁寧に乗りたくなる
- 現金一括購入で家計への影響なし。気持ちに余裕ができた

4. 10年10万㎞の車を買うデメリット・注意すべきポイント
■使用感や傷、劣化は当然ある。買うときは必ず現車を確認しよう
- 画像ではわかりにくい傷や劣化があることもあるので自分の目で見て確認する。
- 現車確認の際に整備歴や修復歴なども聞いてみる。
■想定外の修理費が発生することもある
- 新車よりも故障のリスクが高いのは事実。
- 思わぬ故障による出費も想定しておく。
- 故障のリスクを抑えるため、改造車(社外マフラーや足回りなど)は避ける。

数万円の修理代も買うより安いと思えば、修理しながら乗るのがおすすめです。
■最新装備がない
- 例えば、最近では当たり前になった衝突軽減装置がない場合も多い。
- とはいえ、必要十分な装備があればOK!
5. 長く安心して乗るためのコツ
中古車を購入して長く安心して乗るために、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 修復歴・整備履歴を販売店に確認
- できれば現車確認する
- 保証があれば内容もチェック(有料なら要検討)
- オイル交換はメーカー推奨のタイミングで
- 定期点検(12カ月点検・車検)は必須
- 信頼できる整備工場を決めておく

まとめ|10年10万km超でも大丈夫!
デメリットも確かにありますが、それ以上にコスパや満足感が得られるのが、古めの中古車の魅力。
中古車を買って多少メンテナンスにお金をかけても、長く乗れば結果的に無理して新車を買うよりも生活全体の満足感が得られることに気づきました。
そして、20万㎞を目前にしても、思ったより修理代がかからず乗れているので、本当に最近の車って丈夫だなと実感しています。
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