こんにちは。「くるまとお金のはなし」管理人のこーすけです。
「車が欲しいけど、家計の負担は大丈夫かな……」と心配な方に向けて、コストを重視しながら失敗しない中古車選びのポイントを、具体的なステップでご紹介します。
コスパがいいのは“新車”or“中古車”?
車をコスパで選ぶなら、まず大前提として「中古車」です。
車は購入した瞬間から価値が下がっていくもの。新車はその下落幅が大きく、3年で半額になることも珍しくありません。その点、中古車なら“価格がこなれた状態”で買えるため、コストパフォーマンスの面で大きなメリットがあります。
しかも今は、状態のいい中古車も多く流通しています。登録から数年の車でも十分に長く乗れるので、生活や仕事で使う実用車としてはむしろ合理的な選択です。
とはいえ、中古車は「選び方」が非常に重要。状態や価格にバラつきがある分、ポイントを押さえて探さないと、結果的に予算オーバーなんてこともあります。
次に、中古車をコスパ良く、失敗せずに選ぶための「5つのステップ」をご紹介します。
中古車の選び方|家計にやさしい5ステップ

ステップ1:車を購入する目的を明確にする
まずは「なぜ車が必要なのか?」をはっきりさせましょう。
- 通勤や買い物、子どもの送迎などで毎日安全に安心して乗れる
- 子どもが生まれるので、チャイルドシートやベビーカーなどが乗せやすい
- 趣味のキャンプや釣りで使うので道具が積みやすい
- 車中泊しながら旅をしたいので、ゆったり寝られるスペースが欲しい
- ドライブが好きなのでスポーツ走行を楽しみたい
- ファッションの一部として自分の個性や価値観にあう車を持ちたい
目的がはっきりすれば、おのずと「必要な車のタイプ(軽、ミニバン、SUVなど)」や「必須条件」が見えてきます。

うちは子どもが生まれたばかりなので、子育てで使いやすい車がいいですね。これから家族でキャンプやドライブなんかもたくさん行きたいですね!

そうね!私も運転することになるから、運転のしやすい車がいいなー。

車を持つことで、夢がひろがりますね!
ただ一度考えていただきたいのが、「本当に車が必要なのか?」です。
車を購入した後も結構お金がかかるので、場合によっては車を買わず、必要な時にカーシェアやレンタカーを利用する方法もありますので。

確かにそうですね。
ただ、車を持つことでもっと楽しい生活が実現できるのなら車に多少お金をかけてもいいかなと思っています。

そうですか!では、次のステップに進みましょう!
ステップ2:予算を決める
次に「無理なく出せる金額」を決めましょう。
車に関する費用は、車両本体価格だけでなく、初期費用や整備代、維持費も含めて考えることが大事です。
- 車両本体:年式や走行距離、色、人気度、購入方法によって変わってきます
- 登録費用:購入時に車の名義変更の手続きにかかる費用
- 自動車税:排気量によって変動(軽自動車は安い)
- 保険:自賠責保険(車検時)と任意保険がある
- 車検費用:普通車の場合2年に1回。車のサイズ・年式で変化(新車の初回は3年)
- 自動車税:年1回。排気量によって変動(軽自動車は安い)
- 保険:自賠責保険(車検時)と任意保険(基本的に年1回更新)がある
- 車検費用:普通車の場合2年に1回。車のサイズ・年式で変化(新車の初回は3年)
- 消耗品:タイヤ、バッテリー、ブレーキなど
- 修理代:故障はつきもの。年式や走行距離によってリスクは高くなる傾向。
車の維持費には車種によって年間で25万円から60万円以上かかる場合もあります。いてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

車の維持にも結構お金がかかるんですよね。。。

軽自動車やコンパクトカーは比較的維持費も安いですが、SUVやミニバンなど車が大きくなればそれなりにかかります。
しかも、税金が結構多いので、購入してから節約するってなかなか難しいんですよね。

正直、月々5万円くらいのローンでミニバンが欲しいかななんて思ってましたけど、維持費を考えていなかったですね。ミニバンは難しいかな。。。

だったら、月々5万円を維持費に充てて、現金で買えるミニバンを探すっていうのもありですよね。

なるほどね!
ステップ3:理想条件を整理してみる
目的が決まったら、理想の条件を考えてみましょう。
🚙 ボディータイプ→ミニバン、SUV、セダン、スポーツ、コンパクト、軽など
👶 スライドドア → 子育て世代や介護に便利
⛽ 燃費重視 → 通勤や長距離移動が多い方向け(ハイブリッドやディーゼルがおすすめ)
🎒 荷室の広さ → アウトドアやベビーカー収納など
🛡 安全装備 → 衝突防止、横滑り防止機能など
❄ 4WDの有無 → 雪国や山道ユーザー向け
🎮 ミッション → 運転の楽しさ重視ならマニュアルも
🎨 色 → 長く乗るなら好みを優先!
💎 ぜいたく装備→レザーシート、サンルーフ、ナビ、オーディオなど

こうしてみると、いろいろと欲しくなっちゃいますね。

運転に自信ないから、安全装備は大事よね。

この段階では欲張ってOKですよ!
ステップ4:絶対に譲れない条件を2〜3個に絞る
すべての希望を満たす車はありません。「譲れないポイント」に優先順位をつけることが、コスパの良い買い物に繋がります。
あれもこれもと欲がでてしまいがちですが、予算オーバーしないためにも、最低限必要な条件を決めておきましょう。

僕たちは、安全装備(衝突軽減)が充実したミニバンで、4WDが条件かな。

いいですね!この条件で探してみましょう!
ステップ5:情報収集して相場をつかむ
カーセンサーやグーネットなどの中古車情報サイトでは、先ほどの条件のほか、年式、走行距離、色などを詳細に指定して検索することができます。3〜5台に絞って比較してみましょう。
- 年式・走行距離・修復歴・装備をチェック!
- 車を実際に見に行くことも考えて、近くの販売店から選びましょう。
- 販売店の詳細や評価もチェック!信頼できそうなお店を選ぶことも大事です。
- 良さそうな1台を見つけたら、さっそく問い合わせしてみましょう。

ネットの情報だけで決めず、必ず現車を確認しに行きましょう。
中古車選びの5つの判断軸
いくつか候補が見つかったら、最終的に以下の判断軸で購入を決めましょう。
ポイント1:予算オーバーになっていないか
車検・消耗品・任意保険などを考慮して、本体価格に全額使わないのが鉄則。
購入後1~2年のランニングコストも見積もって、その分は取っておくくらいの余裕がほしいですね。

見ているうちに「こっちのほうがいいな」「このくらいなら無理すれば出せるかな~」なんて思ってたりしませんか?

そうなんですよねー💦
もうちょい頑張ればこっちの“いい車”に乗れるかなーなんて。。。

ですよね(笑)
実は僕も何度も経験ありますが、あとで家計が苦しくならないように予算内でいきましょうね。
ポイント2:年式・走行距離の判断軸
車を探していると、こんな疑問も出てくるかと思います。
10年落ち・10万キロ超えでもOK!
しっかり整備されていれば、まだまだ現役。20万㎞、30万㎞でもちゃんと走れます。海外では、10万㎞なんてまだまだ若いといわれるくらいです。
ただ、故障のリスクがないわけではありませんので、現車を見に行くときに、整備履歴や消耗品の交換履歴などをちゃんと確認しましょう。

予算200万円でミニバンを探しているんですが、10年落ちとか10万キロ超えとかも結構あって気になってたんですよね。

実は僕もそうだったんです。
4年前に10年落ち、10万キロで買ったミニバンですが、18万㎞超えても大きな故障もなく元気に走ってます!
別の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
10年10万km超えの中古車でも大丈夫⁉実際に乗ってわかったこと
ポイント3:修復歴ありは避けよう
修復歴にも程度があるので、知識のある方であれば判断かつくかもしれませんが、基本的には「修復歴なし」で絞るのが無難。下取り時の査定にも響きます。

「意外とこの車安いな」思ったら、”修復歴あり”の可能性もありますので確認してみてください。
ポイント4:“現車”を見て判断
写真ではわからないキズ、におい、シートのヘタリなどは現車確認でチェック。併せて、整備歴や消耗品(タイヤ、ブレーキパッドなど)の交換状況も確認しておきましょう。

現車を見ずに買った経験がありますが、実際に車が届いてみると「意外と傷が多いな」とか「近いうちにタイヤ交換が必要だな」とありました。
ある程度想定はしていたものの、購入前に知っておくと安心ですよね。

そうですね。さっそく週末に車を見に行ってきます!
ポイント5:最終的には“生活の満足度が上がるか”
最終的には、「車を買う目的ってなんだっけ??」というところに戻ります。
この車を買うことで、家計にあまり負担をかけず、当初の目的が達成され生活の満足度が上がるのであれば自信をもって購入しましょう!

楽しいカーライフを送ってくださいね!

ありがとうございます!

ありがとうございます!
まとめ|予算内で生活の満足度が上がることが最大のコスパ!

- コスパを考えたら新車より中古車で!
- 「何のために車を買うのか」をブレずにコスパのいい車を探そう!
- 完璧より「本当に必要な条件」で選んで、予算内に収めれて家計にもゆとりを!
- 安くても安心して乗れる車はたくさんある!
このブログでは、“車とお金”をテーマに、実体験をもとにした情報を発信しています。
お金のかかる車ですが、お金をかけなくても楽しいカーライフを、そして生活全体の満足度が上がるように――そんな思いで情報をお届けしていきます。