そろそろ車検の時期が近づいてきた。
そう思って見積書を見た瞬間、毎回こう感じませんか?

……で、結局これって何にいくらかかってるの?

高いのは分かるけど、内訳がよく分からないよね
車検って、
・2年に一度
・必ず受けなきゃいけない
・金額もそれなりに大きい
にもかかわらず、内容をちゃんと理解しないまま払っている人がとても多い支出です。
実は、車検が「高い」と感じる本当の理由は、
金額そのものよりも 「分かりにくさ」 にあります。
僕自身、これまで何度も車検を受けてきましたが、
仕組みを理解するまでは、正直「言われるがまま」でした。
今回は、2025年5月に実際に受けたディーラー車検の見積書をもとに、
- なぜ車検費用はこんなに分かりにくいのか
- 見積書で最低限どこを見ればいいのか
この2点を、子育て世帯・コスパ重視の目線で整理していきます。
なぜ車検費用はこんなに分かりにくいのか

法定費用と整備費用が一緒に見える
車検費用には、大きく2種類あります。
- 法定費用(国に払うお金)
- 整備費用・手数料(お店に払うお金)
ところが、見積書ではこれが一緒に並んでいることが多く、

全部ひっくるめて“車検代”って感じで、よく分からない…
となりがちです。
実際、今回の車検では、
- 法定費用:44,250円
- 整備代・手数料:135,550円
合計すると約18万円。
でも、この2つは性質がまったく違うんですね。
見積書の言葉が専門的すぎる
「継続検査」「OBD点検」「ブレーキフルード取替」など、
普段聞き慣れない言葉がズラッと並ぶと、それだけで思考停止しがちです。

専門用語ばかりで、質問するのも疲れちゃう…
結果として、中身を理解しないまま了承してしまうケースが多くなります。
「安全のため」と言われると断りづらい
これは本当に強力です。
「安全のため、こちらもやっておいたほうがいいですね」と言われると、

じゃあ…お願いします
となってしまう。
でも、「安全のため」と「車検に通るため」は、イコールではありません。
ここが、分かりにくさの正体です。
車検見積書で最低限チェックすべき3つの項目
ここからが一番大事なポイントです。
車検見積書は、この3つに分けて見るだけで、理解度が一気に上がります。
① 法定費用(これはどこでもほぼ同じ)
今回の内訳は以下の通りです。(ヴェルファイアハイブリッド/2012年式の場合)
- 重量税
- 自賠責保険料
- 印紙代
合計:44,250円
ここは車種や年式によって変わってくるものなので、どこで車検を受けても大差ありません。
値引きもできないので、「比較対象から外す」と割り切ってOKです。
② 必須整備(やらないと通らない)
今回、僕が乗っているのは
ヴェルファイアハイブリッド(2012年式・18万km)。
車検に通らないレベルだったのがこちら。
- リアディスク・ブレーキパッド取替
技術料 15,125円+部品代 33,847円 - フロントディスク・ブレーキパッド取替
技術料 11,000円+部品代 35,629円 - スモールランプバルブ取替
技術料 1,100円+部品代 5,940円
これらは、やらないと車検が通りません。
タイヤの溝、ブレーキ、ライト類など、安全性に直結する部分です。
ここは「高い・安い」よりも、必要経費として受け入れるしかないところ。
③ 提案・裁量整備(ここが判断ポイント)
提案・裁量整備とは、「車検に通すために最低限必要というより、業者の判断や方針によって内容や金額に差が出やすい項目」のことです。
問題はここです。
今回の整備代・手数料の中身を見ると、
- 24か月定期点検 31,416円
- 継続検査 71,150円
- 日常点検 3,850円
- OBD点検料 5,500円
- 車検代行手数料 11,000円
このあたりは、業者によって金額差が出やすいグレーゾーン。
また、
- ブレーキフルード取替
- ブレーキグリス補充
- オイルフィルター取替
- クリーンエアフィルター交換
これらは、車検に必須ではありません。
ただし、車を長く大切に乗るなら、定期的に必要な整備です。
こーすけ
「僕は、何度も工場に行くのが面倒なので、車検時にまとめてやっています」
ここは、
- 最低限に抑える
- 整備士さんの提案を受けてしっかりやる
どちらを選んでもOK。
大事なのは、理解したうえで選ぶことです。
たとえば、
・年間走行距離が多い人
・毎日通勤で車を使う人
・次の車検まで安心して乗りたい人
は、提案整備もやってしっかり。
一方で、
・近所の買い物が中心
・あと1~2年で乗り換える予定
・できるだけ出費を抑えたい人
は、最低限に絞る、という考え方でも問題ありません。
ディーラー車検が高くなりやすい理由
品質重視・安心料が含まれている
ディーラー車検は、正直安くありません。
理由はシンプルで、
- 純正部品
- マニュアル通りの整備
- 技術料が高め
という「安心設計」だからです。
交換サイクルが早めに設定されがち
「まだ使えるけど、次の車検までは持たないかも」
という理由で、早め交換を勧められることも多いです。
結果として、費用は上がります。
ただ、今回のブレーキ修理は、ブレーキパッドの残量が限界を超えたまま使っていたことで、ディスクまで傷つけてしまいました。
その結果、修理が大きくなってしまった、という背景もあります。
このあたりの判断は本当に難しいですが、毎日通勤などで車を使う人は、早めに交換しておいたほうが結果的に安く済むこともあります。
悪いわけではないが「合う・合わない」がある
ディーラー車検は、決して悪いわけではありません。

僕自身、納得したうえでディーラーを選んでいます
ただ、
- コスパ重視
- 最低限でOK
という人には、合わない場合もあります。
また、すべてを民間工場で済ませればいい、という話でもありません。
以前、メルセデスベンツのバッテリー交換を民間工場に依頼したところ、正規ディーラーでしかできず、結局ディーラーでバッテリー交換したという経験がありました。
車検費用は「安くする」より「納得して払う」が正解
車検費用の多くは、法定費用と技術料です。
つまり、「どこで受けるか」で差が出やすい。
整備工場としては、
整備項目を増やしたほうが利益が出るので、色々提案してきます。
だからこそ、
- 法定費用
- 必須整備
- 提案整備
この3つを分けて考えるだけで、
「よく分からない不安」はかなり減ります。
こうした前提を理解したうえで、ディーラー車検・民間工場・車検専門店を比べてみると、「車検=よく分からない出費」から、「自分で判断できる支出」に変わるだけでも、気持ちはかなり楽になります。
