こんにちは。元ディーラーの車好き「くるまとお金のはなし」管理人のこーすけです。
この記事では、ペーパードライバーの妻が、子育てをきっかけに初めて車を購入したリアルな体験談をお届けします。
購入費用や維持費、安全性や使い勝手など、子育て世帯が直面する悩みや疑問を実体験ベースで解説します。
これから車を購入する方、特に小さなお子さんがいる家庭やペーパードライバーの方にとって参考になれば嬉しいです。
はじめに|ペーパードライバーの妻が車購入を決意した理由
子育てで車が必要になった背景
妻は10年以上ペーパードライバーでした。免許を取ってから数年間は車を運転していましたが、仕事の関係で車が必要なくなり、その後はほとんど運転せず、日常の移動は公共交通機関や僕の車頼み。
全く不便もなく運転する気もありませんでしたが、子供が生まれたのをきっかけに「やっぱり車が必要だよね」と、車購入の話が急浮上しました。

子育てで車があってよかったと思うのはどんな時ですか?

子育てが始まると、病院、保育園の送り迎えと移動が増えますし、日常の買い物一つにしても、ベビーカーで子供の荷物と自分の荷物をもって、、、と公共交通機関での移動は結構しんどいですね。
途中で子どもがぐずったりおむつ交換、授乳、、、とか、何かと車があってよかったと思う場面ってありますね。
あとは、車があることで子どもといろんなところに出かけたり、フットワークも軽くなりますよね。
妻のペーパードライバー歴と不安
とはいえ、10年以上運転していない不安は大きく、特に「ぶつけてしまうかも」という恐怖が強かった様子。しかも子供を乗せて事故を起こしたら…と思うと不安でしかありません。だからこそ、購入する車には安全性が必須条件となりました。
結論|「安全性」「使い勝手」「ランニングコスト」のバランスが大切
ペーパードライバーが最優先すべきは安全性
ペーパードライバーが運転を再開する場合、まず求めるべきは安全性です。
具体的には、衝突軽減ブレーキや車線逸脱警告、安定した走行性能など。安心感があることで、運転への不安が軽減されます。
子育て家庭ならではの使い勝手の視点
チャイルドシートを装着したり、ベビーカーを積み下ろししたりと、子育て家庭ならではの事情があります。スライドドアや低い荷室、広い後部座席は大きなポイントになります。
購入費用だけでなく維持費まで見据える
購入価格だけで判断すると、後から維持費の高さに驚くことがあります。保険料、燃料代、タイヤやバッテリー交換費用など、トータルで負担できるかどうかも考えるべきです。
購入した車と選定基準
選んだ車種と条件(メルセデスGLA250 4MATIC)
僕たちが選んだのは、メルセデス・ベンツ GLA250 4MATIC(2014年式、走行距離10万km)。
コンパクトSUVで、雪国に住む僕たちにとっては安心な4WDです。


購入基準にしたポイント
予算や安全性、生活環境を考慮しつつ、妻の希望も聞きながら基準を決めました。
- 衝突軽減ブレーキなどの安全装備
- 4WD(雪国なので、雪道での安定性を考慮)
- 10年以内・10万km以内
- コンパクトSUV(妻の要望)
- 予算150万円以内(車両本体価格)

安全性以外は、どんなポイントで考えたらいいですか?

まずは予算ですね。
子どもが生まれた直後は、ベビー用品を買いそろえたりと何かとお金もかかります。その後の子育てにもちゃんとお金が使えるように、車にかける費用は抑えておいたほうが安心です。僕の場合、150万の予算で中古車一択でしたね。

10年以内・10万km以内ってどういうことですか?

一つの目安なんですが、中古車は同じ車種でも年式と走行距離がまちまちです。
もちろん新しくて、走行距離が少ないほうがいいですが、その分価格も高くなります。なので、10年以内・10万km以内あたりで見ておくと購入費用を抑えつつ、幅広い車種から選べると思います。
こちらの記事も参考にしてみてください。
10年10万km超えの中古車でも大丈夫⁉実際に乗ってわかったこと
無理せず買える!家計にやさしい車の選び方
国産車ではなく輸入車になった理由
購入を決めた2023年時点、この条件で国産車を探すと、高年式ばかりで予算オーバー。
輸入車の方が条件を満たすものが多く、最終的に見た目の可愛さも含めGLAに決めました。
購入方法と価格の内訳
車種選定と相場の把握
カーセンサーで条件を指定して、予算の近辺でどんな車があるかを調べてみました。メルセデスGLAがよさそうと決まったものの、条件に合うものが少なく、掲載車種では少々予算オーバー。
そこで、オークションという方法を使ってみることにしました。
オークション代行での購入プロセス
知人の自動車整備工場を通じて、オークション代行で探しました。
落札までは4回トライし、ようやく条件に合う車をゲット。

オークションってなんだか不安ですよね。大丈夫でした?

そうですね。たしかに僕も不安がありました。
なので、まずは同じ車種が展示されている近くの中古車販売店に行って、体の大きさや室内空間、運転席に座ってみての視界などを確認して来ました。
あとは、画面上で詳細な写真が見れたり、評価点や傷の位置なども詳細にしるされてはいるものの、それだけで決めてしまって大丈夫かなという不安もありましたが、信頼できる方にお願いしたので、希望を伝えてあとはお任せといった感じでしたね。
実際の購入価格と諸経費の総額

- 車両本体価格:約130万円
- 車検・諸経費込み:約160万円弱
落札までにかかった回数と期間
条件に合う車は少なく、3回は他の入札者に負け、4回目で落札できました。購入までおよそ1か月かかりました。
実際に使って感じた良かった点
市場価格より安く購入できたお得感
市場相場より20万円以上安く買えたのは大きな満足ポイントです。
ペーパードライバーでも安心できる安全性
車体の重厚感や安定感、充実した安全装備により、妻も安心して運転できました。
予想以上の快適装備
サンルーフやレザーシートなど、想定していなかった装備もついていて快適性アップ。
失敗した点と注意すべきポイント
使い勝手の見落とし(チャイルドシート問題)
後部座席が高く、チャイルドシートの乗せ降ろしが大変。最終的に僕のヴェルファイアと入れ替えることになりました。はじめは車体の大きさを気にしていた妻も、すぐ慣れた様子です。

そう考えると、やっぱりミニバンとかスライドドアの車のほうがいいんでしょうか?

そうですね。SUVで子育てには多少の使い勝手の悪さは想定していましたが、ベビーカーの積み下ろしや、室内で授乳やおむつ交換などができることも考えると、やっぱりミニバンが便利ですね。
現車確認できないリスク
オークション代行では、現車を直接見られない場合が多く、納車後にボディの傷や劣化が気になることも。今回は自分でコーティングなどメンテナンスで対応しましたが、ここのリスクを負いたくない人は、安心できるディーラーや中古車販売店での購入をおすすめします。
維持費の高さ(バッテリー・タイヤ・燃料)
購入1年後にバッテリーやタイヤ交換が必要になり、合計で20〜30万円の出費。輸入車+SUVなので、部品代は国産車の倍近くかかりました。さらにハイオク指定なので燃料代も割高。

えー!結構かかるんですね!

タイヤは大したことなかったのですが、メルセデスGLAの場合、専用バッテリーじゃなきゃいけないとかで、1個10万円程しました。しかも補助バッテリーがついていて、合計で20万ほどかかりました。痛い出費でした💧
これから購入する人へのアドバイス
ペーパードライバーは安全性を最優先に
自分や家族を守るため、まずは安全装備を重視しましょう。
今は様々な安全装備が標準装備されていたりしますが、中古車を購入する場合は、衝突軽減ブレーキなどがついているかをチェックしておいたほうがいいですね。
また、車体の丈夫さや安定感などを考えると、軽自動車よりも普通車をおすすめします。
小さい子どもがいるならミニバンも検討
チャイルドシートやベビーカーの出し入れを考えると、スライドドア付きのミニバンは圧倒的に便利です。
ただ、ミニバンは人気があるため、中古車でも比較的価格が高い傾向にあります。予算と相談しながら検討してみましょう。
予算をなるべく低く設定する
子育てには結構お金がかかります。いざ車を買おうと色々な車を見ているうちに、「もうちょっと」「このくらいは」と欲がでてしまってついつい予算オーバーしてしまいます。
車に限ったことではありませんが、予算を少なめに設定し「無理せず買える範囲で」を心がけましょう。ローンの支払いで生活が苦しいなんてことにならないようにしていただきたいと思います。
購入先は価格だけでなく保証や評価も重視する
今回僕が利用したオークション代行は安く買える一方、保証や車両状態確認が弱い場合もあります。ディーラー、中古車販売店、カーセンサー、グーネット、MOTA、楽天Carなど、総合的に比較して選びましょう。
車の購入方法については、こちらの記事も参考にしてみてください。
【2025年最新版】コスパ重視の中古車購入サービス4選|ネットで安心・お得に買う方法とは?
まとめ
今回の経験で学んだのは、「安全性」「使い勝手」「ランニングコスト」のバランスをとることが大事ということ。
特にペーパードライバーの方は、安全性を優先するだけで運転のハードルが大きく下がります。
そして子育て中は、使い勝手の良さも生活のストレスを減らす重要な要素です。